雑記、21

 久しぶりに記しに手を伸ばした。
 特別書きたかった事がある訳でもなければ、センチメンタルが溢れ出た訳でもない。強いて言えば、(お世辞であるにしろ)こんな雑な記しでも読みたいという人間がいた事が理由だと思う。そういう訳でとりとめもない話を、以下。

 愚かな人間は見苦しいなと感じる。
 変に大きな主語を使う事をやめ、明言するのであれば、ミリ女の昴の髪型について熱心に活動を繰り返している勢力の事である。(勢力というほどの人数はいないが)
 恐らくは想像力が欠如しているタイプの愚かさなのだと思う。更に悪意を込めて言うところの、労働も社会も知らない人間なのだと思う。

 簡単な例え話だが、100円のおにぎりに120円の具材を使えばどうなるか、なんてのは小学生でもわかる。それは最早商売ではないし、慈善事業の枠に入るだろう。
 13人まとめて3000円、1人当たりで割れば250円弱である。言ってしまえば販売衣装なんてのはSSRと違って薄利多売、複数の衣装が廉価で手に入るというのが魅力なわけだ。
 基本的にはカラバリがあるだけのほぼ同じ衣装だし、そこに多くの工数をかける事を望むような層は存在しない、と自分は思っていた。
 実際はそうではなかった。ごく一部の人間だけではあるが、通常モデルに服を着せただけの永吉昴を受け入れられない人間は存在した。
 前提として、ミリシタというゲームにおける髪型変更のハードルは非常に高い。実装されているのはごく一部のSSRと、イベ上位の高槻やよいくらいで、恐らくは片手で数えられるだろう。技術的に容易でないのか、私が考えているよりもコストが嵩むのかは運営のみぞ知るところだが、まあとにかく少ない。
 では共通衣装で髪型変更があった例は何例あるかと言うと、ゼロである。当然ながら、そのような貴重な枠が共通衣装に割かれるはずがない。 もっと言えば、52人いる中で1人だけが共通衣装で髪型変更の優遇を受ける方があり得ないだろう。

 その上で、永吉昴に編み込みが実装されていないのは詐欺だ、とか不具合だ、とか喚いている人間の意見は言ってしまえば、「自分の担当だけは特例で髪型変更を加えられて当然である」と言うのと同義だろう。
 話始めに出したおにぎりの例で言えば、ミリ女の共通衣装は2割引シールが付いている100円のおにぎりだし、永吉昴の編み込みは1粒300円の高級梅干しのようなものだ。当然のことではあるが、100円のおにぎりにそんな具材は入れてもらえないし、不具合でもない。

 マトモな脳みそが備わっているのであれば、少し考えれば分かる事だと思う。仕事をする上で、採算度外視の対応なんかは何度も出来るものではないし、そもそも特例は基本的に存在しないからこそ特例だと言える。
 着地点忘れた。この話おわり



 まあ暇が少なくなった人間としては、無駄な事が出来る時間を持て余している人間は羨ましいな、と感じる。それも少し前の自分を見ているようで羞恥に駆られるが。
 俺永吉昴Pなんかなぁ