雑記、25

 何日ぶりになるのだろうか。

 少なくとも3ヶ月は書いていないはず、と思いおもむろにサイトを立ち上げると、141日前と書いてある。20いくらを数えたあたりで、自分もこうやって何かを継続させることが出来るんだなあと感心した記憶があるのだが、あまりにも儚い。

 まあそれはそれは色んな事があったが、全て割愛する。下書きにはそれらを綴ったものも眠っているが、日の目を見ることは無いだろう。


 アルバイトをすると、ブログが書きたくなる。

 まあ理由は簡単で、労働をすると様々な人間が見られて誰かに話したくなるから。わざわざ話のタネにする程ではない、起承転結の走くらいまでしかないような話は雑に記すのに適している。

 

 ベトナム人の先輩がいる。普通に常識が欠如しているので、落としたワカメをそのまま容器に戻すし、唐突に卵をそのまま食しだすし、中身を間違えても客の目の前で大丈夫大丈夫と言いながら提供する。まずお前の頭が大丈夫ではない。 まあ控えめに言って一緒に仕事はしたくないな、と思う。昔のバイト先でビールを大量に飲んでクビになった先輩と同じ香りがする。


 徳島に帰ってきた。が、4人家族は未だに3人しかいないらしい。

 妹が出奔した。蒸発とも言える。

 聞いた所によると、自分が出て行くとほぼ同時に妹も逃亡し、一度帰還した後また出奔したらしい。自分が言えた義理ではないのだが、親不孝だなと思う。勿論私も。

 最悪な事に、風俗で働いていたらしい。それも徳島に居た頃から。私は話を聞いた時笑い転げていたが、親の心中は如何なる物か。そもそも居ない間に離婚の話まで持ち上がっているらしくそれどころではないのかもしれない。

 そんな風に我が家はめちゃくちゃになっていたので、案外すんなり帰ってくる事となった。母は出て行く前よりも癇癪を起こさなくなっている。まあそうするだけのエネルギーすら残っていないだけかもしれないが。

 面倒事は可能な限り先延ばしにし、ダメになったら捨てて逃げるというのが私のスタイルだが、いつかはそれを清算しなくてはならない時が来て、やっとその一部が今清算されていたわけである。余罪はまだまだあるが。


 少しだけ真面目でクズな話。

 家出の際、カードローンに手を出した。時効だと思うし、まあ返済したのでいいだろう。

 家出の前日、例のごとくギャンブルで惨敗し、そこに電話代の支払いと家に入れる金の話とやらなくてはいけないetcで本当に何もかもが嫌になって、その日のうちに家出の覚悟を決めた。

 翌日、やらなくては行けない事の多さにゲンナリしていた。夜勤でバイトをこなした上で昼間もバイトをして、その合間で食い扶持とバスの手配とカードローンの諸々をマルチタスク的に行っていた。そもそもカードローンの審査が通らなければ全て無駄になるという行き当たりばったりっぷりだった訳だが。

 バイト先の内の一つは今日で辞めますと言って制服を叩きつけて逃げたし、飛んだ先で何をして生きるか、というのはホームページの1ページ目の1番上の物を選んだ。恐らく正気ではなかった。

 まあそんなこんなをなんとかくぐり抜けて、カードローンの審査は通ったし、少しの間の働き口は見つけられた。どうもアルバイトをしているだけの21歳では10万円までしか借りられないらしい。(返済したら50万まで借りられるようにはなった)


 とまあ、何も考えていないような生き方でなんとか生きたわけなのだけれど、カードローンを利用するのは別に悪ではないのではないか、と思う。

 まあ勿論借金だし、ただ遊ぶために使うのは愚の骨頂だと思うが、10万円の借金で嫌な事から逃げられるのだからそう悪い話でもないと思う。私は半年と少しで帰ってきてしまったが、まともな人間ならそのまま何年もいることも出来ただろうし、その為に10万円を貯金する手間と月日を考えれば借金も現実的な選択肢なのではないだろうか。 ちなみにn十回払いとかで利子がガッツリ持っていかれるタイプだったが、ほぼ一括で返済したので利子はせいぜい数千円とかだと思う。

 とっ散らかったが、どうしようもなく実家暮らしとかなんかそういうのが嫌になったらやってみればいいと思う。所持金2桁で数日生きたりしていたけれど、人生意外と何とかなるものだな、というこれに尽きる。何とかなる。動きさえしていれば。


 以上。リボ払いはよくない。