雑記、14

 今日の主題は夢。最上静香にとってのアイドル、みたいな話の夢ではなく、睡眠を摂る際に見ることのある方の夢について。ナンバリングの話は思いつかないので省略とする。

 夢をかなり鮮明に覚えている方だと思う。というか、夢と現実の境界が曖昧になることが多々ある。具体的には、夢の中でガチャを引いて推しが当たったと思ってそのままスマホを開いたり(現実では当然ガチャを引いてすらいない)、夢の中で労働をしてそのまま目が覚めたのでバイトがもう終わったと勘違いして二度寝をしたり(とても間抜けだと思う。こんな理由は話せないので寝坊とだけ言ってこっぴどく叱られた)、とエピソードに事欠かない。
 まあこんな風に実害が出ているのだけれど、これらはあまり問題ではない。真に問題なのは、悪夢を見た時である。

 わりと頻繁に悪夢を見る。覚醒しても尚、その情景が断片的にトラウマのようにこびりついたままの事が多々ある。
 しかもその悪夢と現実の区別がつかない。夢の中の出来事であるとはわかっていても、酷い夢を見た日の朝は大抵コンディションが悪い。
 最近は内容をある程度覚えていればアウトプットすることにしている。とは言っても記憶している限りまだ2回だけだが。

 夢は深層意識の表出だとか何とか、昔聞いたような気がする。内容によって意味を類推するのは占いのようで幼稚なので調べたりはしていない。けれど、なんとなく自分の中でこうなのだろうな、と考えているものがある。
 多分、孤独を恐れている。
 というか、誰かに置いていかれること、を恐れている節がある。目覚めの悪い夢の多くが、覚醒する直前に誰かと離別して終わっている。僕が離れていくタイプのものもあれば、向こうが離れていくタイプのものもある。

 自覚している性格の一つに、コミュニティにできるだけ多く入ろうとする、というものがある。これは以前一部の人間には話している。簡潔に言ってしまえば、「自分が嫌われたくないので、常に会話の輪の中に入り続けておく」という処世術である。
 自分一人の意思だけで、誰かを嫌いになって、それをコミュニティに発信できる人間は稀だ(鯖主なんかの権限を持った人間を除く)。
 ほとんどの場合誰かがコミュニティから排斥される流れというのは、[誰かが嫌いになる→陰口の要領で他のメンバーに伝わる→それによってまた嫌いな人間が増える→]この流れを繰り返していくものだと思う。そして、彼を嫌いな人間の勢いが一定以上になった時、彼はコミュニティから排斥される。

 では排斥されないためにはどうするべきか。様々な案があると思うが、僕が採用しているのは、常に会話の輪の中に入り続ける、というものである。
 理屈は単純で、僕の目の前で僕の陰口を叩く人間はいない。つまり常に僕がそのコミュニティのありとあらゆる会話に参加していれば、少なくともそのコミュニティにおいて僕の陰口は発生しない。僕に対する憎悪が集団心理によって膨れ上がる事はない、と言える。
 もし仮に外部ツールなどで一部のメンバーだけを集めて話をしているようなら諦めましょう。そこに呼ばれていない時点で負けなので。

 少し話が脱線した。
 要するにとにかく多くのコミュニティの多くの会話に入ろうとする習性がある。それは別の存在としてのアカウントを動かしていることに通ずる。Laccのままでは入れないコミュニティに入るためにはやはり必要なことなので。
 それ故に、人が離れていくというのは恐ろしい。離れていくには理由が存在する。嫌われたにしろ、繋がっておく価値がないと断ぜられたにしろ、基本的にネガティブな意思がそこには介在している。
 最近はそれを痛感させられる事が増えた。多く手を伸ばした分、届ききれない領域のコミュニティが生じてしまう。

 夢と現実の境界が曖昧になっている。いずれ僕は現実でも人に離れられて、泣き散らす事になるのかもしれない。その時には覚醒という救いはないわけだけれど。